技術情報
Aluminum Castings
アルミ鋳物
鉄系とアルミ系の鋳包み接合技術
鋳鉄とアルミの鋳造工場を有していることを強みとして、アルミ鋳物の中に、鉄系(鋳鉄・ステンレスなど)の部品を鋳込む「鋳包み」技術にも対応しています。近年、産業機械部品の小型化/高機能化が進む中で、鋳包み技術のニーズは増加傾向にあります。

アルミ鋳物の中に
冷却用ステンレスパイプを
鋳包み

製品の軽量化を目的に、
鋳鉄 → 鋳鉄 + アルミへ
技術の概要
アルミ/鉄系の混合鋳物は 、鋳包み用部品の巾木設計や形状の検討が必要となります。
また、異材質間で溶着する訳ではない為、隙間を発生させない為のコントロールも重要となります。
技術が提供する価値
パイプ鋳包みは、部品自体に冷却機能を持たせ、冷却効率も向上し、且つ省スペース化できる利点があります。
高剛性アルミ(ATHIUM、ALSTIF)
多くの産業分野において高精度化/環境負荷低減への要望が高まる中で、剛性(ヤング率)を著しく向上させたアルミ合金鋳造材料を開発しました。
軽量化/高剛性化や位置制御精度が求められる各種業界(工作機械/産業用ロボット/半導体製造装置/検査装置他)への採用を想定しています。軽量化によって、動力関係部材の小型化や省エネ化が図られ、カーボンニュートラルに繋がります。
また、高剛性化によって、一定荷重や加速・停止時の慣性力によって生じる変形量が低減し、位置制御精度の向上が期待できます。
※ATHIUMとALSTIFは、ヒノデホールディングス(株)にて特許申請中であり、商標登録済みです。


特徴
■剛性に優れる硬質物質を材料中に均一に分散させることによって、従来のアルミ合金鋳物と比較してヤング率が30~50%向上。
■鋳鉄剤(FC材)に匹敵する剛性を有しつつ、鋳鉄材と比較して60%軽量化。
■アルミ合金の為、製品とならなかった部分(湯口や湯道等)は原材料として再融解可能であり、リサイクル性と経済性を兼ね備えた材料。
物性値詳細
| ヤング率(GPa) | 引張強さ(MPa) | ||
|---|---|---|---|
| 開発材(T5処理) | ATHIUM | 103 | 181 |
| ALSTIF95 | 99 | 251 | |
| ALSTIF90 | 93 | 288 | |
| アルミ合金鋳物 | AC4C‐T5 | 70 | ※170≦ |
| 鋳鉄 | FC100 | 88 | ※100≦ |
| FC150 | 105 | ※150≦ | |
実績例|材質・製法
◎材質
鋳造材
●AC2A ●AC2B ●AC3A ●AC4A ●AC4B ●AC4C ●AC4CH ●AC7A ●AC8A
鋳造材・その他
●NH42 ●C344 ●ADC
特殊鋳造材
●高剛性アルミ合金(ATHIUM、ALSTIF)
ダイカスト材
●ADC3 ●ADC12
◎製法
砂型鋳造
特殊鋳造
●3D積層砂型鋳造
